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『守りの投資』としての外壁・防水工事 徹底解説
賃貸経営における最大の使命は、物件の資産価値を長期にわたり維持・向上させることです。
その根幹をなすのが、建物を風雨や紫外線から守る「守りの投資」、すなわち外壁や屋上の修繕です。
今回は、多くのオーナー様が悩まれる大規模修繕について、工法の選定から業者選びまで、具体的なポイントを解説します。
「15年周期」は法律の義務?知っておくべき修繕の本当の理由
「大規模修繕は15年に一度」とよく言われますが、これは法律で定められた義務ではありません。
しかし、建築基準法では定期的な「調査・報告」が義務付けられており、
特に外壁タイルの10年毎の全面打診調査など、安全性への要求は年々高まっています。
12年~15年という周期は、塗料やシーリング材の多くが寿命を迎え、建物を保護する機能が著しく低下する時期。
つまり、法的な義務としてではなく、雨漏りなどの致命的な劣化を防ぎ、
資産価値を維持するための経営判断として極めて重要な「目安」なのです。
工法と費用の目安を知り、最適な選択を
修繕計画を立てる上で、代表的な工法と費用の目安を把握しておくことが重要です。
失敗しないための「業者選定」 3 つのポイント
大規模修繕の成否は、パートナーとある業者選びで9割決まると言っても過言ではありません。
①「見積もり」は価格だけではなく”内容”を比較する
総額の安さだけで選ぶのは、将来的なリスクを考えると最も危険な選択です。
なぜなら、安い見積もりには、安いなりの「理由」が隠れていることが多いからです。
具体例 1 外壁の塗装
「どの塗料を使うか」で10 年後のコストが変わる
車に様々なグレードがあるように、塗料にも耐久性によってグレードがあります。
A 社の180 万円(ウレタン塗料)とB 社の210 万円(シリコン塗料)の見積もりでは、
短期的な費用はA社が安いですが、耐用年数が短いため、次の修繕が早く訪れます。
高額な足場代を何度もかけることを思えば、長期的な総コストはB 社の方が安くなる可能性が高いのです。
《 チェックポイント》
見積書に「メーカー名」や「商品名」、最低でも「シリコン塗料」といった塗料の種類が明記されているか確認しましょう。
具体例 2 シーリング工事
「打ち替え」と「増し打ち」では意味が全く違う
シーリング工事には、古いものを完全に撤去して新しくする「打ち替え」と、
古いものの上から重ねる「増し打ち」があります。
「増し打ち」は安価ですが、根本的な解決にならず、すぐに劣化が再発します。
《チェックポイント》
見積もりの項目に「既存シーリング撤去」の工程が含まれているか。
これは適切な工事を見極める絶対的なポイントです。
②施工実績で「専門性」を確認する
戸建て住宅専門の業者と、マンション・アパートの修繕を専門とする業者とでは、ノウハウが全く異なります。
必ず同規模・同構造の建物の施工実績を確認し、経験豊富な業者を選びましょう。
③「補償内容」を書面で確認する
工事後の保証は非常に重要です。
「最長〇年保証」という言葉だけでなく、保証の対象範囲(塗膜の剥がれ、雨漏りなど)や、
免責事項まで、必ず書面で具体的に確認することが不可欠です。
計画的な「守りの投資」は、コストではなく、未来の収益を守り育てるための重要な経営戦略です。
信頼できるパートナーと共に、長期的な視点で資産価値の最大化を目指しましょう。
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