私は時間がある際に不動産の無料相談をしております。
そんな相談の中で仲介業者としてビックリする事案がありました。
この相談者さんは色々なことがあり契約済みのマンションを解除したいとのこと。
話を聞いてみると適当な重要事項説明に始まりのらりくらり、、、
この業者さん、、、全国展開のフランチャイズの業者さんでした。
ローンの可否の期日が過ぎてもローンの打診やら知らない内容の申し込みをしていたりと信じられないことがあるわあるわ。。。
このケースは弁護士さんを入れて揉めれば手付金も返金されるケースだとは思います。その場合でもやることをやらなかった仲介業者が損害賠償で請求される内容かな?という私の見解です。
そのうえで相談者さんは手付金は売主さんには非がないことなので諦めますというお気持ちでした。
相談を受けた私も個人的には手付金は求めず仲介業者にだけ不手際による損害を求めるべき(権利の話ではなく常識の話)とお話ししました。
すると後日途中経過の報告があり、売主さんは手付金を返金してくれたそうです。ご本人もビックリ\(◎o◎)/!素直に返金していただいたそうです。
するとこの仲介業者は自身の不手際が原因なのに解約については仲介手数料をもらう権利があるから請求すると言っているそうです。
お客さんのわがままだったりの延長であれば仲介業者の主張はわかりますが、自身の不手際で請求する姿勢にビックリです。
近々に仲介業者と話し合いがあるそうですが、このテーブルには一人で行ってはダメ!レコーダーで録音、そういう対応をするようにと知り合いの弁護士さんにも私と同じアドバイスをいただいたそうでアドバイス通り実行するとのこと。
今回は私とその弁護士さんの意見は一致していました。弁護士さんに最初に相談した時には手付金も請求できるよ!って言われたそうですが、それは人として間違っていると思い仲介業者にだけの請求(仲介手数料は払わない)だけにすると決めたお気持ちが伝わったのか売主さんから返金されてお喜びのようでした。
売主さんは仲介業者の不手際と理解して、さらにはいつまでもこの件でグタグタしてても無駄だから、白紙に戻して早く次の買手さんを探すというお考えとのことのようです。
損して得取れですね!この仲介業者は信用まで失ってしまうでしょうからさらに大きな損害でしょう。
このローン条項ですがこの仲介業者が紹介した金融機関でダメ(事前審査はしていなかったようです)で、次も紹介した時には期日目前で、とぼけて進めていたようです。
すると審査をすることを了承したのだからローン条項はクリアしていると言い切ったようで、そんな説明も受けていないし質問にもちゃんと答えていませんでしたよね!ってリターンに即答できなかったようです。
気分でお客様が契約を辞めたいというのは、人道外れていると思いますが業者の不手際が原因(契約を強引に締結しようとすることも含む)の場合、私はこういう解除は致し方ないことだと思います。
たぶん、売主さんもこの仲介業者の質には気づいていてこのような判断をされたのではないかなと感じた次第でした。
当社は当社の姿勢をこのように表現しておりますのでご覧になってください。