お役所仕事?の4630万円誤送金

山口県阿武町の4630万円の誤送金騒動が日本中で騒がれていますね。。。

あってはならないことだと思います。

巷では受取人の田口翔容疑者の奇怪な行動に焦点を当てておりますが
私はもっともっと役所側に焦点を当てるべきと考えます。

その理由①

田口翔容疑者のしでかしたことは犯罪であろうと思います。それを罰する法律もあります。その法律が甘い内容かもしれません。でも法律で犯してしまった罪に対して罰する内容がある以上それで進めるしかなく、彼の奇怪な行動やモラルについて騒いでも仕方ないと思うのです。法律を変えるしかないと思います。その場その場で法律で考えたりモラルで考えても意味がないと思います。だからこそ、法律を守れない人間にフォーカスするよりもどのように自分を保全する(ミスをしない)かを考えるべきと思うからです。田口翔容疑者は法的に罰せられればそれまで。。。それよりもミスをした阿武町の方は今後どうするかが重要では?と思います。

その理由②

無くなった?4630万円をどのように回収するのか?役場職員の給料をカットして埋めていくのか?退職金等をあてがうのか? きっとこんなことはしないでしょう。そう考えるとミスを起こした阿武町サイドにもっと焦点を当てるべきと考えます。数日で4630万円を使い切るなんて常識的に考えられません。見方を変えれば常識が分からない人間に常識の話をしたって伝わるわけがありません。自分の保全しか考えないでしょう!私が非常識人間だったとしたらきっとそう考えるかな?と思うので。使われたことを騒ぐよりも使わせてしまったことに比重を置くべきと考えるからです。

その理由③

そもそもなぜ仮差押えをしなかったのか?一部では最初は返すと言っていたからとかいろいろなお話しがあり時系列的には一見仕方ないと思わせる部分もありますが、私はこれは間違っていると思っています。お金に大小いうのもなんですが4630万円ですよ! 誤送金した時点で仮差押えする手続きを進めていかないとダメですね。細かい手続きの話は別としてこういうことは最初に悲観的に考えておかないと楽観的に進めては今回のように『まさか!』が起こります。仮に仮差押えがすぐに進んでも田口翔容疑者にはことの重要性を伝えてあなたを信用していないのではなく手続き上どうしても仮差押えということになってしまうので気分を害さないで欲しいというような対応を考えるべきだったと思います。

その理由④

今回の誤送金の他にも当社でもこの一年で2度も同じような役所のミスがありました。一つは生活保護での家賃送金が契約終了しているにも関わらず振り込まれてきました。役所に電話すると受給者に振り込んで欲しいと言われ振込手数料はこちらでは持てませんよ。と伝えるとそれは困る(逆に言えばこっちに負担させる気か!それこそこっちが困る)とのこと振込手数料より高い電車賃を払って当社に取りに来ました。私はこの時に税金の大切さ、使い方が分かっていないんだなって感じました。今回の4630万円事件もこのような甘さからのことだろうと思いました。

そしてもう一件は売買取引したお客様へ新たに購入した不動産の固都税の他に全く関係ない不動産の固都税の請求がされてちょっとした騒ぎになりました。なんと固都税の支払いに使う引き落とし先も関係ない方の内容だったようでご本人は大変混乱されて役所ではなく当社に相談があったばかりです。

 

法律とか規制とかではなくちょっとした注意で起こらないレベルの話だと思います。

このことによってくだらないルールを作って民間にしわ寄せが来るのだけは避けて欲しいところです。

横柄な態度の職員はだいぶいなくなりましたが税金に対する重要性まで理解して勤務してくれている公務員さんはどのくらいいるのかな?と改めて感じてしまう今回の4630万円誤送金事件でした。

人間誰しも失敗しますからしてしまったものは仕方ありません。

失敗しないように悲観的に事前に考えられないのかな?

悲観的に考え準備を整えてそこで初めていい意味で楽観的に進めていくべきと私は考えます。

こういう事件が起きると必ず悲観的に考え悲観的に進めるというような発想をしている印象なので今回の事件は今後の糧として目的と手段を間違わないように見直しをしてもらいたいと思います。

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