契約は気持ちが固まってからするべきです

不動産無料相談のお話しです。

ご相談者さんが何をしたいのか?という印象がありましたが

手付解除について法的な話ではなく実務で起こるであろう事案のお話しです。

回りくどい表現をしたのは手付解除をするにあたって認識の違いでトラブルになることはあっても法律的に結果はわかっていることなので、あくまでも双方が手付解除に対する認識と話し合いで穏便にまとまることもあるというお話しだからです。

それではお話しに入ります。

ご相談者さん・・・相)

私N金子の回答・・・金)と記載します。

今回のご相談者さんは

相)手付解除がいつまでできるのですか?

金)この時点では契約書に記載があるようにその日付までですよ!

相)実は不動産(屋)にこれで最後ですよね?と言われ、もう解除したいと言わないと答えたんですが。。。

金)はい?これで最後とは?

相)一度手付解除したいと申し出て、解除契約をする間際でやっぱりこのままで進めてください。と答えたんですが、やっぱり手付解除したいんです。こういうときって損害賠償やペナルティ等でお金を払わされるんでしょうか?

ということでした。この内容もちゃんとお話ししてくれるまで5分ほどかかりましたがやっと意味が解りました。

金)最初にお話しした通り契約書記載のルール(わかりやすい表現を選んでの言葉です)以内であれば解除できるでしょうが期日を超えていれば無理ですね。

相)ローンが通らなかったとか言えば大丈夫ですかね?自分でローンの申し込みをしたので可否はバレないと思うんです。

金)ローンが承認されているのにされていないってなるとそれは違う話でそれこそペナルティですよ。そういうことは止めた方が良いですよ。

相)じゃぁ、やっぱり無理なんですかね?

金)お話を聞いている限り難しいんじゃないですか?

相)でも不動産(屋)の担当が最初に契約するときにいつでも解約できるって言っていたんですが無理ですか?

金)契約書上無理でも相手方が本当にいつでも良いと言っているのであれば解除できると思いますよ。あくまでも契約内容と違っていても相手方が良いと言って合意すればよい話ですから。こういう勝手なことでトラブルにならないように約束事(契約書)があるわけで合意をすれば良いんですよ!何を心配しているのですか?

相)損害賠償とかそういうことされないか不安で、、、これで最後って言ったのに。。。

金)契約書上はたぶん解除は無理だと思いますが、本当に不動産屋がいつでも解除できると言ったのであれば解除したいということは一秒でも早く伝えるべきです。ここで色々考えても意味がないでよ。相手が決めることですから!そのうえでさすがにダメだと言われればきっとダメだと思います。現状は法律の話ではなく気持ちのお話しになるので言ってダメならあきらめるしかないと思いますよ!

相)わかりました。すぐに連絡してみます。ありがとうございました。

こんなお話しでした。

今回のお話しはたまたま売主様サイドが契約期日後の話でも聞いてくれる姿勢のようでしたが通常はこのようなことはありません。履行の着手は何をもっていうのか?等色々と解除するために上げ足を取り合います。このようなことがあるから手付解除の期日を短め(ギリギリ)に設定したりするようになってしまうんです。

諸事情で解約をされる方は実際にあります。

購入するよりもペナルティを払う方が損害が少ないということでしょうからそれは仕方ないことです。

大事なのは安易な気持ちで申し込んだり不動産営業マンの軽口に乗せられたりして契約してしまわないようにすることです。

購入する方にはっきりお伝えしておきます。

住まい探しをして決断できない理由は一つだけです。

お探しのご条件が実は固まっていなかった。(だから欲ばかり出てしまう)

どうやって探すの?

簡単なんです。

今住んでいる環境と今まで過ごしてきた環境で絶対に譲れない条件を決めるんです。お探しの条件って大体があったらうれしいというものでなくてはならない条件が定まっていなんです。

例えば

●駐車場(戸建なら駐車スペースあり、マンションなら空きが確実等)が絶対条件なのにこの部分を妥協してしまった。

●仕事が忙しいからできるだけ駅近で探していたのにバス便を選んでしまった等妥協範囲を超える選択をしてしまった。

自分たち家族にとって良い住まい探しが大事であって周りの目を気にするような物件選びはお勧めしません。不動産価値の有無よりも家族の幸せの住まいでなければ意味がないからです。

そのうえで条件を定めるポイントはお探しの条件に優先順位をつけて出すだけ出してください。

そして上位10番目迄を選択してください。

これで終わりではありません。

実はこの10個の中で本当に譲れない条件は6個程度しかないということです。

残りはあったらうれしいだけの条件なんです。

だから大事な6割をクリアしていたら決断して間違いはありません!

が、プラスアルファで1~2割プラス条件であれば即決しましょう!

家族にとって良い住まいは他人は関係ないのですから家族が笑顔でいられる住まいを探しましょう!

あと一点、決定権者のお話しですが家にいる時間が多い人の意見を重視すると良いですよ!

最近は共働きが多いとは思いますが専業主婦(主夫)のご家族の場合、家を決めるのは主婦(主夫)のあたし(俺)で金を払うのは家にいる時間が少ない俺(私)かよと笑いながらお探ししているご家族は上手に住み替えができているようです。

営業マンに急かされて決めるのではなく希望の物件に巡り合ったらすぐに決断できるようにしっかりと準備しておくことが失敗しない住まい探しに繋がるので家族でよく話し合いましょうね!

こちらの著書にもっと詳しく掲載しいます。

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