売却の相談は依頼ではありません

少し前にあった不動産無料相談のちょっとした事件です!

比較的当社の近所のお話しです。

相談というのはなんだか知らないうちにあれよこれよと話が進んでいってしまい

なぜか今週の土曜日(相談いただいた2月のとある週)に契約となってしまって断りたいし

そもそも売却の依頼(媒介依頼もなければ口頭での依頼さえもしていない)もしていないとのこと。。。

金 子)なぜこのような経緯になったのですか?

相談者)最初にいくらくらいで売却できるのかを相談したら43条の但し書きで評価が低いですがこの位の金額では?と言われました。その時に売却するのであれば必ず測量はしないといけないのでまずは測量しておきましょう!と言われたので、まだ依頼もしていないのに測量費は払えませんとお答えしたら、費用は掛からないから大丈夫ですよというので費用が掛からないのであれば測量してくださいというのが始まりでした。。。

金 子)本当にかからないと言われましたか?

相談者)はい、請求もされていません。ただ実は測量よりもお隣さんとの関係が悪くなってしまって。。。

金 子)どういうことですか?お隣さんは売却する話だけで関係が悪くなるようなことはないと思うのですが。

相談者)そうなんですが、相談した不動産屋さんの担当者がお隣さんに連絡をして、まだ売るとも言っていないのに売却が決まったようなことを言って怒らせたんです。。。

金 子)なんで怒ったのですか?

相談者)元々お隣さんから、もし売却するなら買いたいから声かけてねと言われていたのに勝手にお隣に行かれてしまい話が複雑になってしまったのです。お隣さんも安く買いたいことを言っていたのでいくらが適正か?等考慮して決めたかったのですがこんなことになってしまったのです。

金 子)売却の依頼は本当にしていないのですよね?そうであれば週末の契約はお断りしますと伝え、連絡は控えてくださいとメールしてみてください。そしてお隣さんには私たちが意図していることと違うことになってしまい私たちも困惑して迷惑を受けてしまい困っているので先日の業者さんの話は私たちの本意ではないとお話ししてみてください。

相談者)わかりました。その際の注意点等はございますか?

金 子)それは測量の部分は○○とお話しし、お隣さんのことは●●で大変なことになってしまい、こんなことで売却も何もないのでこの話は全てなかったことにしてください。という感じの内容と電話は怖いのでもし連絡をするのであればメールにしてください。ただ、お断りするということは変わりません。こういう内容を毅然とした態度で伝えてみてください。

相談者)わかりました。少し怖いけどやってみます!

こんなことがありました。

本当に不安で電話の無料相談だけではなくご来店されました。本当にお困りのようだったので私も無料相談の枠を超えてサポートさせていただきました。

数日後、

相談者)一度相手方から返信はありましたが金子さんの言うとおりに対応したらそれで終わることができました。

ありがとうございました!

とご連絡いただきました。

売るのも買うのも貸すのも借りるのもキャンセル自体はタイミングによっては簡単にできたりします。

だからと言って安易な申し込みは絶対にしないでくださいね。

本当に諸事情で状況が変わった等致し方ないのであればキャンセルすればよいのですが

『申し込みます』、『やっぱり辞めます。』

このようなことが続くから不動産業者側もすぐに『契約、契約』と言ってきます。

お互いの信頼関係って大事ですよね!
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